2011年10月30日日曜日

FN1242A-DAC(4) DSDを聴く! 

いやー、これはいい!この音!淀みが無く非常にクリアだ。かといって刺々しさは皆無で、明瞭感があり、全体のバランスもいい。低音も良く出ていて文句は無い。聴いていて気持ちがいい。特筆すべきは、DSD特有の前後への音場の広がり、臨場感もしっかり感じることができる点だ。DSDとの取り合わせではぴったりかもしれない。


DSD-1794Aは、出力が大きくて、ちょっと聴いた感じは、迫力があっていいのだが、やや音象が甘くボワンとしたところがあった。Baffaro2も悪くなかったが、この二つよりもFN1242Aの方が断然いい。

DSDの良さをほんとうに感じさせてくれる。これでDSDを聴くともうPCMに戻りたくなくなる。これぞDSDの音! やっぱりDSDの音は良かった! 苦労してDSDをやってきて良かった。

みなさんも是非この基板でDSDの音を聴いて欲しい。

この基板は、「My Any Styleさんから購入したものだ。新潟精密のFN1242Aを使ったPCM用のDACだが、実はこれで簡単にDSDを聴けることを、データシートを読んで気づいた友人が発見した。部品を変えることで音の変化も楽しめる。

My Any Style http://myanystyle.net/


それにしても良い音だなあ。




と、いろいろなDSDを聴きまくっていると、むむむ・・・・・・

非常に良い音なんだが、やや無機質というか、音の艶というか温かみというか、丸みというか、そういったところがやや足りないように思えてきた。

うーん。これは何だろう。オペアンプかな。やっぱりMUSES 02かな。今使っているMUSES 8820が400円なのに対し02は3,400円もする。値段のほどの差は無いと聞いているが。ほんとうだろうか。値段が高いからには何か訳があるような気もするが。


うーん。・・・・・・・・・・2時間経過。


と手元に、何故かMUSES 02がある。そういえばさっき黄色い電車に乗っていたような気がする。



という訳で、オペアンプをMUSES 02に交換する。


ああ!やっぱり!違う!瞬間分かる!


高いだけのことはあった。正にMUSES 8820に足りない、質感、音の艶、温かみ、丸みが出ているではないか!!

はっきり言おう! 全然こっちの方がいい。というか音楽聴くならこっち!!

アルディメオラのエレガントジプシー、若い頃、吉祥寺のアウトバックで初めて聴いたレスポールの鮮烈な音が忘れられないが、ほぼこれに近い音で鳴っている。これはCDでは聴いたことの無い音だ。まさにレコードの音に近い。

YESのスティーブハウの生ギターの演奏も同様だ。CDやPCMではなにやらボワンとした音で、レコードの鮮烈な生ギターの音がどうしても出なかった。それがどうだ。まさに、あの時の音を再現しているように思われる。凄い。これがDSDか!「こわれもの」もハイレゾの焼き直しかと思っていたのだが、このDSDは驚きの音だ。ラウンドアバウトも小躍りしたくなるほどの音だ。

FN1242Aは、確実にBaffaro2、DSD-1794Aを数段上回っているといっても過言ではないだろう。レコードの生々しさや鮮烈さが蘇るのだから。



実は、ケースを買いにいったついでに、つい秋月によってしまって、これまではレジの前においてある02を見て見ぬ振りをして素通りしていたのだが、今日は、無意識のうちにMUSES 02を掴んでレジに置いていたのであった。

恐るべしFN1242A! もはや我が家の最強のDSD-DACだ。ますますPCMが聴けなくなってしまいそうで怖い!

2011年10月29日土曜日

FN1242A-DAC(3) DSD音だし成功! 

電源をつくるのに時間が掛かったが、FN1242A基板でようやくDSD音出しに成功した。最初は、音が出ず雑音まみれで途方にくれたが、結線ミスがわかり無事に音が出た。

My Any StyleさんのFN1242A基板は、PCM出力用として販売しているが、友人がこの基板でDSD出力できることを発見しこの基板をDSD-DACとして使っている。

FPGAなどでプログラミングしてPCMとDSDを自動的に切り替えできるようにしてくれれば、両方だせるのだが、そうはなっていないので、結線によってどちらかしかでない。

まあ、PCMは、VoyageMPD+XMOSで聴くので、この基盤はDSDに特化することにする。



電源は、トランスを2個使い、1個はセンタータップつきのトロイダルトランスで、My Any Atyleさんの+-15V電源基板を使って、FN1242Aのオペアンプに供給。

もう一つのトランスは、東栄変成器の6Vを二つ出せるもの。これに+5V電源基板を2つ繋いで、エレアトUDA基板とFN1242Aの5V入力に接続。

これだけ電源に力を入れたのだからいい音が出て欲しい。


DAC基板は、使う部品によって音がコロコロ変わるそうだ。マニアはいい音と言われているかなり高い部品を使っているようだ。

例えば、抵抗は、1本10円程度だが、ビジェイの金属箔抵抗はなんとZ201で3,000円、VSRで1,000円もする。1~2本なら何とかなっても、15本となるととても手が出ない。コンデンサも高いものが目白押しだ。

まあ、少しづつ音を聴きながら交換して自分にあった音を探すのがマニアらしい。当然、部品を変えるときは、半田を取らなきゃならないが、これについては、シュッ太郎という力強い見方がいる。

今後、高い部品も少しづつ買い揃えながら音質の変化を楽しみたい。

2011年10月25日火曜日

fidelizer 何かあった?

昨日から突然、3月6日の「Fidelizer 久々のWindows音質改善ソフト!」へのアクセスが一気に跳ね上がった。このところほとんどアクセスは無かったのだが、何かあったのだろうか?しかもなんで今頃? fidelizer で検索したが特段の動きは見つけることができなかったが。



はんだ シュツ太郎

これは優れものだ。もっと早く知っていれば、基板を壊すことなど無かったのにと後悔させられる。
後悔先に立たずだ。半田ごて・自作初級者でお持ちでない方には是非ともお勧めする。



基板から部品を外すとき、裏から半田コテを当てて表から部品を引っ張るのだが、基板を上手く固定しないと動いて引っ張れない。何とか引き抜いても、穴の中に半田が入り込んでいて、交換の部品が差し込めない。

この穴の中の半田を取り除くのが本当に難しい。ユーチューブでは半田吸い取り線を使ったやり方を紹介しているが、あんなに上手くいかない。どうしても中の半田が取れないのだ。半田を盛りなおしてやってもダメで、もたもたやっているうちに基板裏の穴の中の金具が取れてしまう。こうなったらお終いだ。

これで、大事な基板をいくつか壊してしまった。先日、My Any Atyleさんに愚痴っていたら「はんだ シュツ太郎」が良いと勧められたのだ。

4千円近い値段だが、基板を壊すよりましだ。ビジェイの金箔抵抗を買うのを諦めて、清水の舞台から飛び降りる気持ちで買った。

そして、使ってみた感想が冒頭だ。

まずは、水鉄砲のようjな引手を押し込んでおく。先端のチップに穴が開いていて、その穴の中に基板上の半田の山を合わせる。ほぼ一瞬で半田が溶け出すので、ボタンを押すと、引手が一気に元に戻って、その際に溶けた半田を吸い取ってくれる。穴の中の半田まで綺麗に取れる。リード線を基板にまっすぐ着けた部品は、そのままポロリと取れる。斜めにしたり曲げたりしたものも、ペンチで引き抜けば外れる。

これだけ簡単なら基板を壊すことも部品を壊すことも無いだろう。表から部品を引っ張り、裏から半田ごてを当てて、基盤を動かないように固定するなどという困難な作業に挑戦する必要などないのだ。

ただ基盤を裏返して、シュッ太郎で吸い取るだけ。片手でできる。しかも穴の中の半田まで綺麗に。
基盤も部品も全く損傷しない。これなら基盤を壊さず何度でも取り外しができそうだ。

やっぱ、道具だね!


2011年10月23日日曜日

FN1242A-DAC(2)

秋葉原ラジオデパート2Fの桜屋電気、千石、秋月で部品を調達し完成させた。
ただし、まだ音は出ない。オペアンプ用の+-15V電源を用意しなければならないことに気が付き、基板をMy any styleさんに注文した。音出しはもうしばらくお預けだ。

フィルムコンデンサがちょっと大きめで、やっぱりSolenにしておけばよかったかな。




2011年10月21日金曜日

FN1242A-DACでDSDを!

これは新潟精密製のFN1242Aを使ったDACだ。これでDSDが再生できるらしい。

FN1242A-DAC基板
BaffaroⅡ、DSD-1794Aについで3つ目のDSD-DACだ。DSD-DACは結構あるのだが、DSD-DDC基板が少ない。エレアトさんのUDA基板が嚆矢かな。exaU2I USB to I2S Interfaceってのもある。

でも再生ソフトがdCS方式に対応すれば、普通のDDCも使えるようになるらしい。そうなれば、DSD-DACはいろいろあるから一気にDSDは普及するかもしれない。

製品だと、MYTEK DIGITAL STEREO192-DSD DACが話題だが$1,595.00もするので、やはり自作に限る。

さあてやるぞ!明日、部品を買いに秋葉原へ行こう。


このDSD-DACは「My any style」で買った。私の使っているパワーアンプの「LM3886基板」もここで買える。

2011年10月20日木曜日

一気にレベルメーター基板も!!

DSD-1794A基板とともに、レベルメータも実装した。こちらも無事にLEDが光り、周波数の表示とL、Rのレベルを表示してくれている。大成功だ。



さて、この基板、どうやってケーシングしたらいいのか・・・。

2011年10月19日水曜日

感動の音だし成功!DSD-1794A基板!

取り掛かってから相当の時間がかかってしまったが、「DSD-1794A基板」の音出しに成功した。UDA基板との接続距離を短くするため長めのスペーサーで跨ぐようにした。

*チップ抵抗R50、R51は半田付け不要

いやあ。感動だ!!(涙)。この基板を完成させるために、まずは、半田付けから勉強しなおし、温度調整のできる半田ごてを購入し、要らなくなった古い基板で猛練習してから、ICチップ、チップコンデンサ、チップ抵抗の半田付けに挑戦。今、音が出ているということは、半田付けが全てうまくいったということで、喜びも一入。

基盤用コネクタに差すピン+ケーブルには苦労した。何度失敗したか分からないが、専用工具を使うより、ペンチでやったほうが上手くできるようにまでなった。何事もやってみて失敗の積み重ねが必要だ。

それと、この基板製作のための情報がエレアトさんのページにほとんど無いので、自分でICチップのデータシートを見て、部品の値を決めたのだが、まあ、それもほぼOKだったということなのだろう。

音については後日じっくりと。なお、BaffaroⅡに比べると、随分と音圧が高い。というかBaffaroⅡが低かったということだろう。トランスのせいかと思ったがそうではなく基板の違いによるものだったようだ。



私の揃えた追加部品リストは以下のとおり。

(デジキー)
DSD1794ADBR    296-21535-1-ND  2個
SN74LVC157APWR    296-1225-1-ND    2個
ERJ-3GEYJ470V(1608)    P47GCT-ND    7個  チップ抵抗 47Ω
ECJ-1VB1E104K(1608)    PCC2277CT-ND  12個  チップコンデンサ 0.1μF,25v

(秋月など)
3.3V3端子レギュレーター(IC5)  東芝TA48M033F
電解コンデンサ
OSコン 47μF (C9、C10、C17、C18) 4個
OSコン 10μF   (C2,C4,C5,C7,C12,C13,C15,C20) 8個
オーディオ用 47μF  (C53) 1個 
オーディオ用 10μF  (C51) 1個 
抵抗 10KΩ (R3,R4) 2個 

基盤用コネクタ
CN1 - 6ピン B6B-PH-K-S  1個 
CN5 - 2ピン B2B-PH-K-S  1個
CN8 - 3ピン B3B-PH-K-S  1個
CN101,201 - 3ピン B3B-XH-A  2個
圧着ピン PH-K-S用、XH-A用 多数

2011年10月15日土曜日

THE DECCA SOUND 50枚

ザ・デッカ・サウンド(50CD)が届いた。13,115円を9,180円で買ったが、今日見たらマルチバイ価格で7,869円に下がっていた(がっくり)。それでも1枚184円でほんとうにお買い得だ。





50枚のCDは、デッカの録音史を代表する有名な演奏を中心に選ばれただけあって、音質はかなり良い。ただし、50枚全部リッピングするのにはかなり時間がかかる。

最近は、ハイレゾやDSDばかり聴いているが、良い録音のCDも悪くない。50枚全部聴くには相当時間が掛かりそうだ。

帰ってきたDSD-DAC

あずけてあったDSD-DACがS氏のところから帰ってきた。配線が整然として効率的になり、非常に簡単なように思えてくる。実際簡単なのだ。S氏ありがとう。

なんと端子台がスペーサーで固定してある。これまでぶらぶらしていたのでこれは助かる。



電源スイッチを右端に移動しノイズを考慮した配線になっている。BaffaroⅡのロックLEDも左端に移動しカバーがつけてある。そして何と言っても真ん中のアルミプレートだ。これは、私の穴あけの失敗を隠すために付けれくれたものだ。なかなかいいですね。

2011年10月12日水曜日

エレアト方式とdCS方式!

最近は、マルチチャネルDAC製作記のkouさんが連日DSD関連の内容を書いている。そして、ついにエレアトさんが、dCS方式のメモリーDAIを製作するようだ。

我々技術のないものは、こうした技術を持つ(憧れの)方々にどんどん挑戦してもらって、そのおこぼれに預かるしかない。

私はエレアトさんのUDA基盤で十分だ。エレアト方式が世界標準になって欲しいと思っている。が、そうではないのだろうか?

まあ、良い技術が生き残るとは限らないのが消費者向け製品の世界だ。メーカーが主導権を争い、周りは生き残りをかけて勝ち馬に乗る。また、まねした電気のように、後からやってきて力づくで根こそぎ持って行ってしまうやり方もある。

DSDのPC-DDCの伝送方式はどうなっていくんだろう。

これはDSD戦国時代の幕開けかもしれない?

2011年10月10日月曜日

半田付けはもう大丈夫!?

DSD1794基板がやっとできました。部品の容量などを自分で考え買ってきて半田付けするという体育会系のしごきで、かなり成長させていただいたような気がする(気のせいか(爆))。


動くかどうかは確認していないので、直ぐに試してみたいところだが、肝心のDSD-DACはいま金沢のS氏のところにある。こちらもあまりの酷さにS氏が内部配線を全面的にやり直し、表の穴あけ失敗を隠すためにアルミのパネルを付けてくれた。到着が楽しみだ。Sさんありがとうございます。


S氏は効率的な配線と同時に見た目も重視。見た目が美しい配線は音も美しくなる。それにしても見た目が全然違う。

すいぶんとしゃれたアルミパネルだが、文字は一体どうやって書いたのだろう。

2011年10月6日木曜日

これを聴かずしてDSDを語る無かれ!

「菅野レコーディングバイブル」この本の付録に(本が付録か?)、菅野沖彦氏がかつて自分が録音した音源を、テープから当時のデッキを使ってDSDに録音しなおしたSACDが1枚ついている。

この音が本当に凄い。私がこれまで聴いた中で最高の音だ。こんな音これまで聴いたことがない。

背景にテープのような「サー」ノイズが走っているのだが、チェロもオルガンもピアノも尺八も琵琶もトランペットも、まるで生の演奏を目の前で聴いているような強烈な鮮烈さと生々しさがある。

テープに匹敵する素晴らしさだ。特に、宮沢明子のピアノは妖気が漂う別世界の音を聴いているようで戦慄的でさえある。

2007年10月20日ステレオ・サウンドから発売されたものだ。4800円だが、SACDのみの販売もしている。


収録曲一覧
1 ボタームンド~シュタルケル:パガニーニの主題による変奏曲
ヤーノシュ・シュタルケル(チェロ)

2 J.S. バッハ:オルガン・コラール「人よ汝の罪の多いなるを嘆け」
アマデウス・ウェーバージンケ(オルガン)

3 J.S. バッハ~シロティ:前奏曲ロ短調
宮沢明子(ピアノ)

4 ショパン:夜想曲(作品9)第1番
宮沢明子(ピアノ)

5 武満徹:エクリプス
横山勝也(尺八)、鶴田錦史(琵琶)

6 エル・チェクロ
高橋忠雄(指揮)、グラン・オルケスタ・ティピカ・ケンウッド

7 嘘は罪
世良譲&ヒズ・フレンズ

8 ミーン・トゥ・ミー
世良譲&ヒズ・フレンズ

9 ホワット・イズ・ゼア・トゥ・セイ~ハロー・ドーリー
マーサ三宅

10 ユー・ドゥ・サムシング・トゥ・ミー
増田一郎クインテット

11 ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ
増田一郎クインテット

12 クライ
西条孝之介

13 アイ・リメンバー・クリフォード
西直樹、高橋達也

2011年10月4日火曜日

S氏のオーディオルーム 23/10

久しぶりにS氏のオーディオルームだ。

S氏は、ポンせんべいのウーハーをいろいろ試行錯誤して試しているが、先月はアイソバリックを試していた。ちょうど金沢に帰ったので聴くことができた。もの凄い低音で、床がビリビリ響く。ちょっと出すぎ!でも凄い!!

久しぶりにパワーアンプ自作。TDA7293の4パラだ。ケースがアルミ板とヒートシンクで自作。スリムで、排気穴からの青い光が良い感じ。 

私が使っていたJSPウーハー。13cmを16cmにしてチューブを調整したところ更に余裕の低音となったようだ。

 そして、アイソバリックをシングルに。上記アイソバリックのウーハーを1個取り外したものか。音の抜けがよりいっそう良くなり、ポンせんべいとの相性が抜群とのこと。これなら我が家でもOKだ!

2011年10月3日月曜日

半田付け(2)

しっかりとした半田付けをするために、しっかりとした半田ごてを買った。温度調整ボタンつきのセラミックコテだ。320°、360°、390°に変更できる。320°で使用。


半田は細い0.8mと、半田付けの隠れた主役フラックスだ。

 コテ先は4種類。セラミックなので簡単に交換可能。

ルーペ。ICチップの作業などでは、これがあると無いとでは、作業効率が全く違う。必需品。

簡単な半田付けをやってみた。綺麗な富士山フィレットができている。もはや、いも半田とはおさらばだ。しっかり半田付けできると非常に気持ちがいい。

半田は、金属同士を半田で接着するのではなく、金属と金属の間に合金の膜をつくることで接着するものらしい。このくらいなら半田の中のフラックスで十分で、追加のフラックスはほとんど不要。


いよいよICチップの半田付けに挑戦!古くて要らなくなった基板で十分な練習を積んだので、不安はなし。こて先は、楕円形の小さめのものを使う。

半田は、長く半田ごてを当てていると、やにが飛んでしまい粘りが出て全く付かなくなってしまう。そこで登場するのがフラックスだ。これを塗るとあれだけ粘っていた半田が嘘のように溶け出して染み込んでいく。半田付けは如何にフラックスを使うかが勝負だ。

最初からフラックスを十分につけて思いっきり一気に半田を付ける。半田が一気に広がり全ての端子に染みていく。隣同士が重なっても気にせず全部付ける。

重なったところは、もう一度フラックスを付けてからコテ先を当てると。綺麗に半田が吸い取られて、重なりが解消される。初めての挑戦であったが、我ながら上出来だ!!!


 さて、ICチップの次は、更なる難関、チップ抵抗と、チップコンデンサだ。なにせ小さい。まるでごま塩のようだ。慎重に扱わないとどこかに飛んでいってしまう。

 ルーペで見ながらピンセットではなく、毛抜きを使って作業をした。先が尖っているので非常に使いやすい。

これもフラックスを使うと簡単だ。先に基板の片方に半田を付けて一方を半田付けし、その後もう片方も半田付けする。小さいので結構面倒だが、無事完成!!

ICチップにチップ抵抗、チップコンデンサと細かい半田付けができるようになると、通常の半田付けが非常に簡単に思えてくる。

一気に半田付けの腕が上がったように思う。これまでに自作したものを全て半田しなおしたいくらいだ。

2011年10月2日日曜日

Fostex HP-A8 DSDネイティブ再生!

金曜日のフジヤTVにFostexの山口氏が出演し、HP-A8の情報を一部話している。来週(今週)主な概要をリリースするそうだ。

主なDSD再生環境(山口氏発言要約)

◆ 後面にSDHCスロットを設け、SDHCプレーヤーとしてDSDをネイティブ再生する方式。

◆ PCよりのDSD入力は無し、ASIO経由、USB経由などDSDの転送方式がま行けばだ何も決まっていない。また、デジタル出力もなし。

◆ フォーマットは、現状DSFのみ。

◆ DSD対応DACチップは、AK4399。http://www.phileweb.com/review/closeup/akemd-ak4399/

◆ 上記内容はバージョンアップで機能アップしていく

◆ 発売は、年内を目指す、10月末に正式に発表する

Fostexは今年に入ってから俄かに騒がしくなってきたDSDネイティブ再生に逸早く対応するために、ちょうど計画中のHP-A8にDSDネイティブ再生機能を盛り込んだのだろうか。

話題性は抜群だし、一般消費者向け製品としては、他のメーカーに先駆けての対応になるわけで、うまく行けば転送方式の規格化に主導権を握ることができるかもしれないとの思いがあるのかもしれない。

できればFostexが規格を統一して、PCからのネイティブ再生を実現して欲しい。