2011年10月25日火曜日

はんだ シュツ太郎

これは優れものだ。もっと早く知っていれば、基板を壊すことなど無かったのにと後悔させられる。
後悔先に立たずだ。半田ごて・自作初級者でお持ちでない方には是非ともお勧めする。



基板から部品を外すとき、裏から半田コテを当てて表から部品を引っ張るのだが、基板を上手く固定しないと動いて引っ張れない。何とか引き抜いても、穴の中に半田が入り込んでいて、交換の部品が差し込めない。

この穴の中の半田を取り除くのが本当に難しい。ユーチューブでは半田吸い取り線を使ったやり方を紹介しているが、あんなに上手くいかない。どうしても中の半田が取れないのだ。半田を盛りなおしてやってもダメで、もたもたやっているうちに基板裏の穴の中の金具が取れてしまう。こうなったらお終いだ。

これで、大事な基板をいくつか壊してしまった。先日、My Any Atyleさんに愚痴っていたら「はんだ シュツ太郎」が良いと勧められたのだ。

4千円近い値段だが、基板を壊すよりましだ。ビジェイの金箔抵抗を買うのを諦めて、清水の舞台から飛び降りる気持ちで買った。

そして、使ってみた感想が冒頭だ。

まずは、水鉄砲のようjな引手を押し込んでおく。先端のチップに穴が開いていて、その穴の中に基板上の半田の山を合わせる。ほぼ一瞬で半田が溶け出すので、ボタンを押すと、引手が一気に元に戻って、その際に溶けた半田を吸い取ってくれる。穴の中の半田まで綺麗に取れる。リード線を基板にまっすぐ着けた部品は、そのままポロリと取れる。斜めにしたり曲げたりしたものも、ペンチで引き抜けば外れる。

これだけ簡単なら基板を壊すことも部品を壊すことも無いだろう。表から部品を引っ張り、裏から半田ごてを当てて、基盤を動かないように固定するなどという困難な作業に挑戦する必要などないのだ。

ただ基盤を裏返して、シュッ太郎で吸い取るだけ。片手でできる。しかも穴の中の半田まで綺麗に。
基盤も部品も全く損傷しない。これなら基盤を壊さず何度でも取り外しができそうだ。

やっぱ、道具だね!


2 件のコメント:

  1. あっ、購入されましたね。当方も、これと電動吸引機の二刀流です。
    片瀬さんの基板はスルーホールも大きめなので、シュッ太郎が活躍しやすい基板ですね。
    それから電源を切られる時は、付属のピンで半田カスが吸い口などに残っていないかマメに確認する習慣をつけられたら良いと思います。

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  2. えふさん
    半田のかすは、元が半田とは思えないような金属の粉の塊って感じですね。結構、溜まります。

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