2013年4月3日水曜日

カートリッジ直だし(2)

前回は、MM型カートリッジでやってみたが、MC型でも試してみたく、意を決して(そこまでか)新宿ヨドバシで、DENONのDL-103という有名なMC型カートリッジを購入した。


シェルをオーディオテクニカの一番安いLT13aにしようと思ったら、ヨドバシの兄さんが、ねじが合わないから駄目ですよ。シェルの上に穴の開いたタイプでないとつけらせませんというので、それじゃあどれがいいのか聞くと、オルトフォンのシェルを勧めてくれた。

カートリッジを買うなんて何十年ぶりだろう。


さて、問題はフォノイコだ。K&Rのフォノイコが悪くなかったので、これに同じK&RのMCヘッドアンプをつなげてみた。


ううううん? 音が小さすぎる。私は、プリアンプを使わず、FireFaceUCに直接入れて、TotalMixのボリュームで音量をコントロールしているのだが、バーを目いっぱいに上げないとまともな音にならない。どうしたものか。ゲインは、フォノイコが38db、MCヘッドアンプが26dbだ。本来はプリアンプを使うのが正しいのだろうが、プリアンプで音に色がつき変わってしまうのであまり使いたくないゲインを上げるには抵抗を代えればいいのだが、20Ω程度の抵抗の手持ちがない。。

そこで、もう一つのMCフォノイコ基板を使うことにした。「オーディオ機器を作る」というブログでオークションで出品している方の「LME49710」を使ったフォノイコライザーアンプ基板だ。ゲインは44dbある。随分前にS氏からいただいて左右2枚製作してあったもの。いよいよ出番だ。


繋げてみる。おお!まともな音量だ。これなら聴ける。

だが、なにやら音が固い。MC型は繊細で美しい音が聴けると思っていたが、これでは全然だめだ。カートリッジや基板のエージングが必要なのだろう。しばらく我慢してエージングすることとし、その間に、基板のケーシングなどをやることにしよう。




2 件のコメント:

  1.  記事、色々と参考にさせていただいてます。
    さて、DL-103は元々”繊細な音”とは言えない..MC型の中庸リファレンスと思っていましたが。もっとも今、どのくらいのカートリッジが入手可能なのかよくわかりませんが。
     尚、緑の基板、私も購入しております。RをアムトランスかPRPかVishayに変えてから作ろうと思い、結果放置したままになってますが。R1本の変更でMMにもできるようですね。

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  2. 匿名さん

    K&RのMC Headとてもいいです。
    エージングも進み素晴らしい音になりつつあります。

    緑のはMCはなかなかいいのですがMMはちょっとと曇った感じになります。Rを金属箔とかにすれば変わるかもしれません。

    いずれにしてもカートリッジ直出しは凄いです。高級品の音を知らないのでなんとも言えませんが、以前に比べると格段の違いです。

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